マンション売却時に気づいたタバコ臭。対策方法はあるのか

マンション売却をするにあたってタバコの臭いがすることに気づいたけれどもどうすればいいのかわからないと悩む人は少なくありません。一度付いてしまった臭いはなかなか消えず、また住んでいる本人はなかなか気づきにくく来客や査定時に指摘されることが多くあります。

場合によっては査定額にも響いてしまいかねません。悩んでいる人はこの記事を参考にしてみましょう。

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タバコの臭いが付きやすいものと原因

カーペット、絨毯、畳、壁紙など様々なものに臭いが簡単につきやすく、換気しても臭いが取れにくいのもタバコの特徴です。衣類にも臭いは付きやすく、タバコを吸わない人は特に臭いに敏感で不快に感じる人も多くいます。

タバコの臭いはニコチンの臭いだと思っている人は少なくありませんが、実際の臭いの原因となっているのはニコチンではありません。ニコチンには臭いは殆どないのです。タバコがなぜ臭いがするのかというと、タバコに含まれる3-エテニルピリジンという物質が空気中の微粒子と合わさり鼻に入ることで臭いとして認識するようになるからです。

そのため、ホコリの少ない環境下であれば臭いとして感じることを抑えることができるので、ベランダや外で吸うようにしている人も増えています。換気扇の下などもホコリごと臭いを吸い込んでくれるため、部屋に臭いは残りにくくなります。

部屋に付いたタバコ臭は身体にも悪影響を及ぼす

部屋に付いたタバコ臭は、臭いだけではなく身体にも良くないことを知っているでしょうか。喫煙中に出る副流煙は身体に良くないと頻繁に言われ、二次喫煙(受動喫煙)に対する対策を多く行っている企業や個人はたくさんいます。

しかし、それだけではなく部屋に付いたタバコ臭も実は健康を害してしまうもので、あまりに強い臭いが残り続けている状態の場合には臭いから有害物質が出ている可能性もあるのです。そのような三次喫煙をサードハンドスモークと呼び、この三次喫煙の方が二次喫煙よりも有害であることが多くなっています。

タバコの受動喫煙による肺がんリスクは、タバコを吸わない人の場合喫煙者の1.8倍も肺がんになる確率が高くなるということが研究から分かっています。これらの多くは旦那さんが喫煙者で奥さんが受動喫煙しているケースの他、家財に染み込んだ三次喫煙も影響して倍近くのリスクを抱えてしまっているのです。

専業主婦などは自宅で掃除洗濯などするため、最も三次喫煙による影響を受けやすくなります。また、這って歩く赤ちゃんの場合には絨毯に顔をこすりつけることもあり、こうなると赤ちゃんへの影響は多大なものになるでしょう。

タバコのリスクが高いために売却時にも影響が出る

壁紙が黄ばんだり天井にシミが付いたりするだけではなく、このように健康を害する可能性があまりに多いため、部屋に臭いが残っている場合には売却時の査定に大きく響くことが少なくありません。値が下がるだけではなく、一切タバコを吸わない人はタバコの臭いを敏感に感じ取るため、少しでもタバコの臭いがすると分かったら買取自体をしてくれないということも考えられます。

次に住む人にも配慮して売却の準備を進めていくことが必要です。

臭いの原因となりやすいものを交換・改善する

売却前に少しでもタバコの臭いを抑えたい・消したい人は、臭いの原因となるものを交換することから始めましょう。

・壁紙を貼り替える壁紙にはタバコ臭が付きやすく、また黄ばみも付きます。貼り替えることで壁紙からのタバコの臭いをシャットアウトすることが可能です。・和室の畳を替える畳も臭いを吸収しやすく、さらに臭いも残りやすくなります。

比較的きれいな状態だとしても、売却前には新しいものに買い替えましょう。・絨毯やカーペットは処分する絨毯やカーペットは非常に臭いが付きやすい素材です。また、絨毯やカーペットなどをタバコの臭いがついたままにしておくとせっかく交換した壁紙や畳に臭いが付いてしまう可能性もあります。

壁紙や畳を買い替える前には絨毯やカーペットは処分しておきましょう。

・カーテンも捨てるか洗濯するカーテンにも臭いが付きやすいです。早々に処分できればいいですが、退去までカーテンなしで過ごすことが難しい場合が多いため、消臭効果のある洗剤で洗濯して少しでも臭いや臭いの原因を減らすようにしましょう。

売却までこまめに洗濯することで臭いも有害物質も出にくくなります。・ワックスがけをするフローリングなどの木部にも臭いは付いてしまいがちです。応急処置の方法となりますが、徹底的に臭いを抑えたい人はワックスがけをしてしまうのも一つの方法になります。

ワックスでフローリングの表面に膜を作ってしまうことで臭いの原因に蓋をするのです。

売却時の査定額への影響があまりに心配な場合にはワックスがけもしておくと良いでしょう。・売却すると検討し始めたら室内での喫煙は控える当たり前のことですが、臭いを抑えるためには原因を除去する必要があります。

喫煙者がいる場合にはベランダや外で吸ってもらうようにするなど室内では一切吸わないようにしてもらいましょう。さらに、日頃から換気を徹底していれば臭いが付いてしまうのを防ぐことができるので、日頃から換気するように意識することも大切です。

臭いの原因を最大限抑えれば、消臭対策も効果が期待できる

いくら消臭剤を使っても臭いが取れないと悩んでいる人は非常に多いですが、臭いの原因が家財に残留しているために臭いを取り切ることができない場合が殆どです。交換・買い替えである程度臭いの原因を根本からなくしていけば、消臭剤も効果を発揮してくれます。

通常の消臭剤とは別にタバコ専用の消臭剤も売られているので、タバコの臭いを消したい場合には専用消臭剤を選ぶのがおすすめです。また、コーヒーを飲むことが多い人はコーヒーの抽出カスを利用するのもいいでしょう。

コーヒーの抽出カスは消臭効果があり、容器に入れて部屋の隅や臭いを抑えたい所に置く事で効果が期待できます。安く抑えたい人はこのような方法で対策を取ることもできます。

タバコ臭の対策は不可能ではない

なかなか臭いが取れないと思われがちなタバコ臭ですが、徹底的に根本からなくす工夫をすることで大きな効果が期待できます。長年住んでいる場合には壁紙も傷んでいることが多く、交換することで臭いだけではなく見た目の印象も良く見せることができるので一石二鳥です。

売却時にはできるだけ高く売りたいと誰もが思うものですが、高く売るためには本人や家族の努力も必要になってきます。自分の部屋の臭いがどうなのかは慣れてしまって気づかないことも多いため、友人や親戚を呼んで聞いてみるのも良いでしょう。

売却直前に焦らないように、事前に対策や準備をしてスムーズに売却ができるようにしたいですね。